imp___kgyk's blog

大好きな人の思い出を忘れないようにする備忘録

SPUR 2021.11

BOYS IN PINK

僕らの日々は、始まったばかり IMPACTors ボーイズ・イン・ピンク

音楽番組でグループ結成が 発表されたのは、わずか11カ月前。 黒ずくめの衣装にピンクの手袋、 激しいダンスと華のあるビジュアルの 彼らは、名前どおり衝撃的だった。 この7人が与えるインパクトは パフォーマンスだけではない。 熱いマインドと愛すべきユーモア、 そして志高く明確な目標を持つ 姿勢はきっと、エンターテインメント界を 照らす光になるだろう

佐藤新 ARATA SATO

''グループのセンターとして かっこつける用意ができた''

「マイペースで方向音痴。メンバーからよく指摘されます。みんなが行かないタイミングでトイレに立ったり、みんなが食べないタイミングでご飯を食べたり・・・・・・。もちろんわざとやっているわけじゃないんですけどね。今日もひとつ前の現場にたどり着けなくて、メンバーに電話して救出してもらいました。仕事で夢中になっているのはダンス。最近、純粋に楽しいって思えるようになったんです。これまではかっこつけることにためらいを感じていたというか、先輩のバックで踊ることに慣れすぎて、無意識にリミッターをかけていたのかもしれません。今はセンターを任せてもらっているので『やりすぎじゃない?』って言われるくらいかっこつけていきたいです」

さとう あらた ● 2000年9月1日生まれ、東京都出身。映画「鳩の撃退法」に出演。特技はおいしいスイカの見分け方。週7で食べている。

椿泰我 TAIGA TSUBAKI

''クールなIMPACTorsの ギャップを担っていきたい''

「3歳からダンス、6歳から演技を経験しているので、人に見られることが大好き。かっこいい曲のときも、ステージに立っていると楽しい気持ちがあふれて、気づいたらニヤニヤしちゃってるぐらい(笑)。胸を張って今の仕事が天職だと言えます。僕は事務所に入ってからグループを組ませてもらえるまでに13年かかったので、とにかく今はIMPACTorsを知ってもらえるために何でもやりたいんです。Snow Man向井康二くんと仲良くしてもらっているんですが、僕も彼と同じくおしゃべりが大好きなのでバラエティ番組にも出たい。グループ自体はクールでとがったパフォーマンスを目指しているけど、『しゃべったらひょうきん』っていうギャップを、僕が担当したいと思います」

つばき たいが ● 1998年2月10日生まれ、神奈川県出身。きれいに整頓された衣装部屋があるほどファッション好き。服を自作することも。

松井奏 MINATO MATSUI

''モデルに挑戦したいという 明確な目標ができたところ''

「181cmの身長にも恵まれて、僕、洋服が似合うんです(笑)。最近はSnow Man目黒蓮くんみたいにモデルをしたいっていう明確な目標ができました。実はこれまで背が高いことがコンプレックスだったんです。先輩の後ろで踊る大勢のジャニーズJr.の中にいるとどうしても悪目立ちしちゃうので、ポジションはいつも後列の端っこでした。でもグループを組んで前に立たせてもらえるようになってからは、自分の強みにできるなって思ったんです。ただし問題なのはファッションに疎いこと。ゲームもしないし漫画もアニメも見ないしスポーツもできないし、いわゆる無趣味。でもまっさらな分、これからどんなことにでも興味を持てる。何に出会えるか、自分でも楽しみです」

まつい みなと ● 2000年9月2日生まれ、千葉県出身。プライベートでは長男、グループでは最年少(佐藤さんと生年月日が1日違い!)。

基俊介 SHUNSUKE MOTOI

''MCとしてメンバーの ブログもチェックしてます''

「グループの中での役割はMC。子どもの頃に見ていた『SMAP×SMAP』の中居(正広)くんがすごく好きで、昔から漠然とMCに憧れがあったんです。『滝沢歌舞伎ZERO 2021』の公演中は、Snow Manの深澤(辰哉)くんや(岩本)照くんにMCのやり方を教えてもらっていました。大事にしているのはいろんなことに興味を持つこと。普段からメンバーのブログにも目を通しています。子どもの頃はゲーム小僧だったんですが、今は母親の影響でファッションも好き。ブランドの歴史や職人さんの思いとか、背景まで調べるようにしています。指が細いので、大学生のときに母が大切にしていた指輪を譲り受けたんです。もし指が太くなって入らなくなっても、ずっと大事にしていきたい」

もとい しゅんすけ ● 1996年10月17日、埼玉県出身。車の運転が好きで、最近は新しい趣味としてカートレースを始めようと計画中。

山拓 TAKUYA KAGEYAMA

''人前は大の苦手だったのに ジャニーズには憧れがあった''

「IMPACTorsのリーダーを務めていますが、子どもの頃から人前に立つのが大の苦手。小学生のときなんて、日記が担当する朝の1分間スピーチが嫌すぎて学校を休みましたからね。ただ、不思議とジャニーズにはずっと入りたいと思っていたんです。ステージに立つときは人前で何かをしているというよりも、観客とコミュニケーションを取っている感覚になるんです。武器は歌。『きれいな声をしているね』と褒めていただくことがあるので、これからも勉強していきたいです。ファッションに関しては好きなのにうまく着こなせないのが悩み。キャラものに惹かれるので、取り入れるとどうしても子どもっぽくなっちゃって。兄妹からはよく『拓也の服、やばくない?』って言われてます」

かげやま たくや ● 1997年6月11日生まれ、東京都出身。憧れる歌声はV6の坂本昌行さん、SixTONES京本大我さん、ジェシーさん。

鈴木大河 TAIGA SUZUKI

''言葉より服でメッセージを 伝えるほうが合っている''

「昔から母には『様子見タイプ』と言われていたんですが、確かに我先には行かずに、一番先に行った人を見て冷静に分析してから行動するタイプ。自分なりの意見や芯みたいなものはちゃんとあるんですけど、俺が俺がと主張することもあまりしないかも。個性的なメンバーの中にいると控えめな性格だと思われるけど、今ではそれが逆に自分の個性になるのかなって思っています。言葉で発信することは少ない分、ファッションで主張することは好き。0から1をつくることより、コーディネートやアイデアを出すディレクションが好きなことに気づいたんです。8月の『Summer Paradise 2021』でもステージ衣装の希望を出しました。IMPACTorsのおしゃれ番長を目指してます」

すずき たいが ● 1998年6月29日生まれ、千葉県出身。メンバーからは「空気清浄機」や「マイナスイオン」と言われるほどの癒しキャラ。

横原悠毅 YUKI YOKOHARA

''歌もダンプもおしゃべりも 得意な、顔面担当です''

「ご覧のとおりイケメンなので、顔面担当と名乗っています(笑)。器用なので歌もダンスもおしゃべりも得意。たまに自分でも『俺、才能あるなー』って思います。今回初めて僕を知って興味を持ってくださった方には『いろんな魅力があるので好きな部分をどうぞ』って伝えたいです。ファッションにはあまり興味がなく、アクセサリーも基本つけないですね。素がいいんで(笑)。ただ、Tシャツやパーカを暇つぶしで作ることはあります。今日着てきた私服のTシャツもそう。自分でデザインしているんですが、日本語をローマ字にしただけじゃなく、ローマ字にしたときに単語として成立するロゴにしてみました。これからも何かいいワードが思いついたら作ろうと思ってます」

よこはら ゆうき ● 1996年9月13日、静岡県出身。メンバーからは「しゃべらないほうがいい」と言われる、生粋のお笑い好き。

IMPACTors 2020年10月16日に出演した「ミュージックステーション」の放送中のテロップで、初めてグループ結成が発表された。 Snow Man主演の映画「滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie」や舞台「滝沢歌舞伎ZERO 2021」に出演。

圧倒的なパフォーマンスと 内面のギャップが魅力

ジャニーズJr.といえど、今や単独コンサートのチケットを入手するのは至難の業。ドラマや映画で主演を張り、バラエティで冠番組を持つなど、絶大な人気を誇る芸達者なグループも多い。そんな中、昨年10月に誕生したばかりのIMPACTorsは、熱心なファン以外にはまだそれほど世間に魅力を認知されていないが、注目すべき存在だ。 「僕ら、グループを組むまではほとんどマイクすら握ったことがない人ばかりなんです。だからこそ『駆け上がってやろう』っていうハングリー精神は人一倍強いと思います」(鈴木) 「自分たちであえて前面に打ち出してはいないんですけど、歌がうまいんですよ(笑)、メンバー全員。ただ ''歌い慣れてない'' だけなんです。こっからみんなが驚くくらい、もっともっとうまくなりますんで」(横原) ロゴにも使われているグループカラーの黒とピンク。黒90%、ピンク10%と割合まで決まっているのは珍しいが、クールな曲調に合わせた一糸乱れぬパワフルなダンスと、体温を感じる歌と表情の色気のバランスは、「ピンクを加えることでセクシーさやミステリアスを表現している」(影山)というコンセプトどおり。最年少20歳(松井)、最年長25歳(横原)というジャニーズJr.としては決して若くない年齢に、努力の足跡が刻まれている。 「8月に開催したライブ『Summer Paradise 2021』のセットリストなども、『こんなに話し合う?』ってくらいとことん打ち合わせしたんです。本番ギリギリまで一切妥協しません」(椿) 「週7回当たり前にリハーサルするし、全員が毎回リハの動画を持ち帰って、次会うときにはどう思ったか反省点言い合うしね。年齢もジャニーズ歴もバラバラな7人だけど、それぞれの意見を否定しないっていう姿勢も、グループのよさのひとつだと思います」(基) 常に想像しているのは、「幕が開いたときのお客さんの表情」(佐藤)。その理由を、松井が語ってくれた。 「僕らは突然集められてグループを組んだわけじゃなく、名前がつく前から一緒に活動していた期間があるんです。その時期は『絶対に7人でグループを組みたい』と真剣に話し合っていたし、ファンのみんなが声を上げてくれたことも、グループができる後押しになった。だからよく先輩たちが『ファンのみなさんのおかげです』って言ってるのを聞くけど、本当にそのとおりなんだなって実感している毎日です」 撮影の日、スタッフが驚いたのはメンバーの身長の高さとビジュアルのバランスのよさ、そして表現力。7人が集まると格別に華やかなオーラに包まれる。ただし、今回はあえてジョン・ヒューズが手がけた愛すべき80年代の青春映画のように、少しオクテな男の子たちがクラスの端っこに集まり、バカ話に花を咲かせている・・・・・・というストーリーで撮影が行われた。そのコンセプトを聞いた7人は、「え、いつもの俺らじゃん!」とちょっぴり驚いて、うれしそうに澄んだ瞳を輝かせた。 「俺らみたいな男子校感って、ほかになかなかいないと思うんです」(基) 「ちょっと地味な感じね」(鈴木) 「目立つタイプじゃなかったし」(佐藤) 「逆に目立つ人たちのことを『おもんない』って思ってたタイプ」(横原) 「それ、ちょっとわかる」(松井) 「全員そのタイプかも」(影山) その後も、それぞれ学生時代に直面したオクテなエピソードが、出るわ出るわ。「明るい性格の人がいないグループが珍しいんじゃなく、ここまで目立たなかったことを胸張って言うグループが珍しいんだと思う」と、椿が的確な分析でまとめると、「今はもちろん、学生時代とは違いますけどね・・・・・・」とリーダーの影山が消え入りそうな声でぽつり。その間合いと気にしすぎな性格に、「そういうとこ!」と6人がツッコんだのは言うまでもない。

ジャニーズが好き。 それが7人の最大の強み

デビューすることではなく その先で輝くことが目標

先輩のステージでバックを務めてきた経験が多いIMPACTorsにとって、Snow Manが主演を務める人気舞台『滝沢歌舞伎ZERO』との縁は特に深い。 「(岩本)照くんが言っていたんです。『毎公演真剣に向き合った人は、どの現場に行っても絶対に恥をかかない』って。仕事に向き合う姿勢とか当たり前の礼儀とか、人間として成長できる修行の場だと思います」(基) 「Snow Manは滝沢(秀明)くんが主演のときにバックを務めていたので、僕らの気持ちをわかってくれる。それがすごくありがたいんです」(鈴木) そう語る彼らの強みは、「全員がジャニーズを好きなこと」(影山) 「Snow ManSixTONES、King&Princeはもちろん、あのSMAPや嵐が先輩ってすごいよね。輝いているお手本がありすぎるので、もう学ぶことしかない。カウントダウンコンサートに出演するときとか、『え、いていいんですか?』みたいな気持ちになるもんね」(横原) 「俺、(国分)太一くんに『頑張って』って言われたことあるわ」(椿) 「俺なんか木村拓哉さんにエレベーターで『頑張れ』って言われたし」(横原) 「えぐー!」(全員) 先輩とのエピソードが、いつの間にかファン同士の自慢合戦と化したが、彼らの愛のまなざしは、しっかりとグループにも向けられている。 「昨日の夜、眠れなくて自分たちのライブの映像を見返したんです。そしたら涙が止まらなくなっちゃって。IMPACTorsについてなら、僕、何時間でも語れますんで!」(松井) デビューが目標ではなく、「デビューした先に輝くことが目標」(佐藤)。そう清々しいほどに言い切る、愛にあふれた愛すべき7人の歩みに期待だ。